脳神経外科ジャーナル
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反復性一過性脳虚血発作に対する上頸神経節切除の再評価 : 手術法の工夫と塩酸ニカルジピン併用療法による長期効果
竹内 東太郎笠原 英司岩崎 光芳
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1994 年 3 巻 3 号 p. 201-209

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抄録

一側半球症状を呈し,心疾患や脳血管写上病変を認めず,症状局在に一致して血流減少を認める反復性一過性脳虚血患者に対し,病側上頸神経節切除と塩酸ニカルジピン経口投与の併用療法(A群)を施行し,塩酸ニカルジピン単独経口投与(B群)と比較検討した.その結果A群はB群に比し,治療開始後12カ月でも病巣部および病側大脳半球の脳血流量増加,脳血管拡張が有意に著明であった.上頸神経節切除と塩酸ニカルピン併用療法は反復性一過性虚血発作に対する長期治療として有効であった.

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© 1994 日本脳神経外科コングレス
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