2023 年 32 巻 7 号 p. 425-431
経頭蓋集束超音波治療の登場により, 高周波による視床定位凝固療法, 深部刺激療法, 集束超音波による視床定位凝固療法の三大機能的脳神経外科治療の時代を迎えた.
しかし, 高周波凝固療法と深部刺激療法が解剖学的知識の必要性は同様であるが, 治療特性が異なるのと同様に, 高周波凝固療法と超音波凝固療法は凝固という意味では同様でも原理は大きく異なった治療である. 超音波治療は超音波についていかに適切に集束を調整するかが重要である. 超音波が拡散する危険性を理解し, 集束と適切な凝固を作成することによって有効性と安全性を高めることが必要である. 集束超音波治療の原理と形状の特徴を紹介し, 現在の課題を考察する.