脳神経外科ジャーナル
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手術手技・周術期管理
乳様突起型ハイドロキシアパタイトを用いたcosmetic mastoid cortex plasty
―テクニカルノート―
安田 宗一郎野田 公寿茂木下 学太田 仲郎谷川 緑野
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2025 年 34 巻 2 号 p. 110-115

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抄録

 乳様突起切除 (mastoidectomy) 後に耳介後方に陥凹を生じ, 整容的に問題となることがある. 乳様突起型ハイドロキシアパタイト (HA) を用いた再建法の報告はこれまでになく, 有効性を評価した. 2012年5月~2023年12月の期間に乳様突起切除を施行した38例のうち, 術後12~24カ月にCTかMRIを撮像した26例を対象として, 耳介後方の陥凹を評価し, 従来の外板法 (ボーンソーやドリルを用いて外板を採取し, 再建する方法) と比較した. HA法は外板法に比べて術後萎縮率が有意に低かった. 生体親和性が高く, 創部トラブルが少なく, 病変部の画像フォローアップがしやすいなどの利点があった. 本法は整容的に良好な結果が得られ, 有効な方法と考えられた.

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© 2025 日本脳神経外科コングレス

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