日本臨床整形外科学会雑誌
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整形外科医による学校現場での運動器検診アフターケアの試み
立入 久和立入 克敏大江 厚西尾 大地今田 晃司塚田 雄毅
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2020 年 45 巻 1 号 p. 23-28

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抄録

目的:運動器検診後に整形外科医が行うサポートの有用性を検討する.

対象と方法:京都市K地区の小学校と中学校の運動器検診での有所見者に体操の指導などアフターケアを行った.その際,検診時に配布した運動器に関する資料に対する理解度を評価した.また,運動器相談会を開催し,寄せられた相談の内容を検討した.

結果:アフターケアには小学生14人,中学生30人が参加し,全員が,検診で配布した資料を見ていないと回答した.相談会参加者の相談内容は,小学生の8人では主に姿勢に関するものが多く,中学生の30人では障害に関するものが多かった.

考察:運動器検診後のアフターケアでは,資料の配布だけでは有用ではなく,児童生徒に直接指導する必要がある.現場のニーズは,小学生では姿勢の指導,中学生では運動動作の習熟と障害対応であった.

結語:整形外科医が運動器検診後に介入することで,有所見者への指導と現場のニーズを鮮明にすることが可能になった.

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© 2020 一般社団法人日本臨床整形外科学会
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