小松整形外科医院
2024 年 49 巻 1 号 p. 75-76
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弾発症状を呈した,比較的稀な膝蓋外側滑膜ヒダ障害2例を経験したので報告する.症例は,16歳男性と41歳男性で,いずれも,膝関節伸展位から屈曲30°付近で痛みを伴う顕著なクリックを認め,鏡視下に膝蓋大腿関節外側関節包壁の隆起部分を可及的に切除し,術後3か月でクリックと痛みは消失した.切除組織の病理診断は,前者は滑膜被覆細胞に覆われた滑膜組織,後者は炎症性細胞の浸潤を伴う肥厚した滑膜組織であった.
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