日本大腸肛門病学会雑誌
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臨床研究
毛巣洞に対するV-Y plastyの手技と成績
新垣 淳也荒木 靖三野明 俊裕的野 敬子鍋山 健太郎岩谷 泰江岩本 一亜小篠 洋之佐藤 郷子高野 正博佐村 博範西巻 正
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キーワード: 毛巣洞, 毛巣疾患, V-Y plasty
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2014 年 67 巻 5 号 p. 310-316

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抄録

目的:毛巣洞に対する当院で行ったV-Y plastyの手技と成績について報告する.対象と方法:2006年から2012年までの毛巣洞手術症例14例を対象とし,V-Y plastyの手術治療経験についてretrospectiveに検討した.結果:平均年齢31.5歳(16~48歳),全例男性.平均体重75.5kg(63.4~92kg),BMI 26.0kg/m2で,25kg/m2以上の症例は8例(57.1%)であった.病悩期間は平均15.5ヵ月(3日~5年),平均手術時間45.3分,術後合併症は6例(42.9%)のうち,創感染5例,創部不良肉芽形成1例であった.皮弁壊死など重篤な合併症はなかった.術後再発症例は認めていない.考察:病巣切除,一期的創閉鎖,V-Y plastyは,手術手技が容易で再発が少なく安全性が高いことより容認できる手術術式である.今後症例を蓄積しながら慎重な経過観察が必要である.

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© 2014 日本大腸肛門病学会
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