日本大腸肛門病学会雑誌
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臨床研究
大腸内視鏡前処置における新リン酸ナトリウム錠の受容性および有効性の評価
斉田 芳久榎本 俊行長尾 二郎高林 一浩長尾 さやか大辻 絢子渡邊 良平中村 陽一高橋 亜紗子草地 信也
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2014 年 67 巻 5 号 p. 317-323

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抄録

前向きにリン酸ナトリウム錠(新NaP錠)の受容性と洗浄効果の検証を行った.
対象と方法:2011年1月から2012年12月の期間で心腎機能異常がない外来大腸内視鏡を施行患者418名を対象とし,患者受容性はアンケートで洗浄効果は内視鏡術者の観察スコアで調査した.結果:新NaP錠の前処置は,添加物変更前のNaP錠(旧NaP錠)と同様に,嘔気・腹痛も少なく,高い受容性が認められた.ポリエチレングリコール含有電解質溶液(PEG)を前処置剤として服用した経験のある患者での次回の服薬希望において,新NaP錠の希望者は63.9%と,PEGの13.4%を大きく上回った.製剤残渣は旧NaP錠と比較して残存率には減少傾向が認められた.結論:新NaP錠の受容性と洗浄効果の高さが確認され,新たな大腸内視鏡前処置剤として有用である.

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© 2014 日本大腸肛門病学会
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