Zairyo-to-Kankyo
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Print ISSN : 0917-0480
解説
実不働態皮膜から人工不働態皮膜へ,そして再び実不働態皮膜へ
原 信義
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59 巻 (2010) 6 号 p. 212-218

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抄録

新しい省資源型ステンレス鋼(グリーンステンレス鋼)の開発に資するため,ステンレス鋼の不働態皮膜に関する研究を概説する.まず始めに実不働態皮膜の厚さと化学組成に関するその場分析の結果を述べ,次いで実不働態皮膜および理想ステンレス鋼を模擬した人工不働態皮膜およびイオンビームスパッタ蒸着Fe-Cr合金薄膜を用いたモデル実験によって得られたいくつかの重要な結果を述べる.最後に,硫化物介在物起点の孔食発生機構および鋼表面からの介在物除去による耐孔食性改善に関する最近の研究を紹介し,グリーンステンレス鋼が開発可能であることを示す.

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© 2010 公益社団法人 腐食防食学会
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