日本作物学会紀事
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品種・遺伝資源
コシヒカリのいもち病真性抵抗性同質遺伝子系統の特性評価
石崎 和彦佐藤 徹浅井 善広長澤 裕滋
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2005 年 74 巻 3 号 p. 304-309

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抄録

いもち病真性抵抗性遺伝子型Pia, Pii, Pita-2, Piz, Pik, Pik-m, Piz-t及びPibを単独で有すると推定されるコシヒカリ新潟BL1号, コシヒカリ新潟BL2号, コシヒカリ新潟BL3号, コシヒカリ新潟BL4号, コシヒカリ新潟BL5号, コシヒカリ新潟BL6号, コシヒカリ新潟BL7号及びコシヒカリ新潟BL8号について, 原品種との同質性及び主要品種との区別性を評価した。主要特性のうち, BL8号とコシヒカリの出穂期に1日程度の有意な差が認められた以外は, 極めて同質性が高い結果であった. また, 新潟県における主要作付け8品種とコシヒカリ新潟BL1~8号の特性を主成分分析で解析したところ, 両者を明確に区別することが可能であった. 以上の結果, コシヒカリ新潟BL1~8号は, 原品種コシヒカリと極めて類似し, 他品種との区別性も明らかなことから, 一般栽培への供用が可能と判断された.

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© 2005 日本作物学会
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