神戸大学大学院農学研究科
2009 年 78 巻 1 号 p. 1-8
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浮稲は, 洪水環境で栽培可能な唯一の作物であり, それは主として深水状態で急速に節間を伸長させる能力に基づく. 環境ストレスに対するこの浮稲の適応機構は, 生態学や形態学, 遺伝学, 生理・生化学, 分子生物学などの様々な観点から研究がなされてきた. 本稿では, 浮稲節間の急速な伸長成長に関して, 植物ホルモンによる調節と細胞壁の構造変化を中心に調査してきた著者のグループの研究について主に紹介したい.
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