日本作物学会関東支部会報
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12 2本1組となって発生する食用カンナ不定根における形態および解剖学的差異
細井 淳今井 勝
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p. 36-37

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抄録

食用カンナ(Canna edulis Ker-Gawl.)の不定根は, 節付近で分化した異なる原基由来の2本が1組となって同時に発生する点が特異的である(第1図, 日作紀 70 : 234-237). 著者らは, このような不定根の発生様式が大型の地上部を支え, 高い物質生産能力を維持するために, 地下部構造と何らかの関わりをもっているのではないかと推察した. そこで, 本研究では2本1組となって発生した1組内の不定根における形態学的および解剖学的属性を詳細に調べ, 各々の機能分担を発揮するための構造の差異の有無を明らかにしようとした.

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© 2002 日本作物学会関東支部
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