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筆者らは, 先にC_3-C_4中間種であるD. tenuifoliaとC_3種のダイコン(Raphanus sativus)の人為複二倍体および二基三倍体を調査し, CO_2補償点はゲノム数に応じて変化することを報告した. アブラナ科のDiplotaxis属には, C_3種(D. viminea)とC_3-C_4中間種(D. tenuifolia)および両者の天然複二倍体種(D. muralis)が存在する. そこで, 天然に存在する複二倍体種の光合成, 光呼吸特性を関連する両親種と比較して調査した結果を報告する.