大学図書館研究
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小特集:大学図書館とWebサービス
Webに再接続:WebサービスAPIで実現できること (訳)
大西 賢人
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 102 巻 p. 6-10

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抄録

API (Application Programming Interfaces)は開発者がTwitter,Flickr,Instagram,Vimeo,FacebookなどのWebサイトのコンテンツやサービスにアクセスするためのツールである。APIは図書館Webサイトとコンテンツを関連づけたり,SEO(検索エンジン最適化)を通してコンテンツをより発見しやすくする方法を提供してくれる。APIを使用すれば,開発者は外部のWebサービスとコンテンツをやりとりすることができる。例えば,画像とメタデータをFlickrにアップロードしたり,Instagramから画像とメタデータを取得すれば,図書館のWebサイトで表示させることができる。APIを使えば,図書館のコンテンツをWeb上で人々が訪れる場所へ引き出すことが可能になる。本稿では,APIの技術的な解説と,APIが図書館にとってどのような価値があるか,また,マイアミ大学図書館(Miami University Libraries)がアウトリーチとコミュニケーションを拡大するためにどのようにAPIを活用してきたかについて紹介する。

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2015 (c) 大学図書館研究編集委員会
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