大学図書館研究
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小特集:大学図書館とWebサービス
ウェブスケールディスカバリーの誕生と展開―情報検索ツールの歴史的変遷とスケーラビリティの視点から
飯野 勝則
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ジャーナル オープンアクセス

2015 年 102 巻 p. 11-21

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抄録

ウェブスケールディスカバリー(WSD)は多層的なスケール概念を包摂したシステムである。そのスケールには,「実体」と「見かけ」の2種類が存在している。WSDの誕生には,それ以前のブロードキャストサーチや横断検索,ディスカバリーサービスの存在が影響を与えている。WSDにはファセットナビゲーションの主題項目など,利便性を高めることのできる機能が存在するが,一方で「見かけ」のスケールに起因するような課題も存在する。図書館はWSDのスケーラビリティを正しく理解し,利用者にとって適切な提供環境を構築していく必要があるだろう。

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2015 (c) 大学図書館研究編集委員会
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