環境化学
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ICP質量分析法による土壌・底質試料中の銀の定量
小倉 光夫河本 清高
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2005 年 15 巻 4 号 p. 863-869

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抄録

固体環境試料中の銀 (Ag) の正確で, 簡便な分析方法を検討した。固体試料1.00gをフッ化水素酸/硝酸/過塩素酸で分解して100mlの試験溶液を調製した。これを10ml分取し, (1+1) アンモニア水2mlを加えて30分間撹拌後水酸化物沈殿をろ別し, ろ液中のAgをICP質量分析法 (107Ag及び109Ag, 内標準法) で定量した。本法によって6種の環境標準試料 (土壌, 底質) 中のAgを分析したところ, いずれも保証値等と良く一致する結果が得られ, また107Ag及び109Agの分析値も互いに良く一致した。繰り返し分析精度は, 1.9~3.7%であった。
神奈川県内の河川底質中のAg濃度は0.06~0.18μg/g (平均0.097μg/g) であった。

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