体外衝撃波療法は水中衝撃波の照射により腎結石や膀胱結石を破砕する治療手段である。しかし, その遺伝的影響に関しては必ずしも明らかではない。本研究ではエームズテストを用いて衝撃波の変異原性について検討を行った。試験菌 (TA98, TA100, TA97, TA102) および試験菌と変異原の混合液を衝撃波発生装置の焦点領域にセットし衝撃波を照射した。衝撃波の最高圧力を0から100MPaまで変化させたが, 菌種, S9mixの有無に係わらず衝撃波には変異原性は認められなかった。試験菌とシスプラチン (CDDP) の混合液に衝撃波を照射した場合には, CDDPの変異原性や細胞毒性が増強された。このことから, 衝撃波は化学物質の遺伝毒性を増強する可能性のあることが示唆された。