新潟県立新発田病院整形外科
2018 年 30 巻 1 号 p. 101-104
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今回われわれは比較的まれな母指種子骨骨折の1例を経験した.症例は50歳女性.転倒した際,左母指を過伸展し受傷した.X線にて母指種子骨骨折を疑い,CTで確定診断を得た.明らかな合併損傷がないため,保存療法を行った.3週間の外固定の後,リハビリを開始した.受傷5ヵ月で日常生活を問題なく送れるようになった.母指種子骨骨折は単純 X 線正面像・側面像では見つけにくいため,斜位像またはCT画像の撮影が必要と考えられた.
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