防衛医科大学校整形外科学講座
2018 年 30 巻 1 号 p. 110-113
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27歳,男性,自衛官.2011年左環指PIP関節を初回脱臼して以降脱臼を繰り返していた.2015年変形に気づいたが放置し,周囲の勧めで2016年当科を受診した.陳旧性PIP 関節掌側脱臼骨折の診断で,全周性に関節包および靱帯を剥離・展開し整復,創外固定を用いて整復位を保った.3ヵ月後創外固定を抜去したが再脱臼を認めず,術後6ヵ月の時点で可動域の改善は得られたが,徐々に基節骨頭の圧潰を認め,長期脱臼後の関節破壊が見られている.
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