湘南鎌倉総合病院外傷センター
2018 年 30 巻 1 号 p. 13-17
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
AO分類type C1の単純膝蓋骨骨折に対して定型的にtension band wiring固定をした21例のうち,2例において術後整復位損失が生じた.この2例は高齢の骨粗鬆症性骨で,遠位部での骨折で第3骨片を伴っており,キルシュナー鋼線が骨片を把持しづらく,さらに透視画像でモニタリングが困難などの要因を有していた.かかる症例に対してはスリーブ付きピンの使用や補助固定を考慮する必要がある.
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら