慶應義塾大学整形外科
国立成育医療研究センター病院整形外科
2019 年 31 巻 1 号 p. 121-123
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両側先天性股関節形成不全(DDH)の両側牽引治療後にイリザロフ創外固定器を用いて治療した1例を経験した.症例は2歳男児.高位DDHに対して介達牽引が無効であった非整復股にイリザロフ創外固定器を用いて直達牽引を行った結果,設置後6週時に大腿骨短縮を行わずに整復位を得た.介達牽引が無効で大腿骨短縮を希望しない例では創外固定器を用いたdistraction arthroplastyは治療の選択肢となりうる.
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