がん・感染症センター都立駒込病院整形外科・骨軟部腫瘍科
2022 年 34 巻 4 号 p. 381-386
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脊椎悪性腫瘍の画像診断における単純X線の意義を評価するため,画像診断時点での単純X線像における椎弓根消失,片側椎体圧潰,骨陰影変化の有無を調査した.単純X線での有所見率は,臨床所見とMRIを基に専門医が遡及的に読影した場合には63%であったのに対して,非専門医が主訴のみの情報で盲検的に読影した場合には44%であった.参照値と比較し,ガス像や軟部陰影および変形性変化と誤認する例が多かった.
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