岩手県立宮古病院整形外科
岩手医科大学整形外科学講座
2022 年 34 巻 4 号 p. 409-412
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本研究の目的は手術待機による大腿骨近位部骨折の特徴の分析である.2016年6月から2019年5月に当院で手術加療した253例を対象とし,手術待機期間が3日以内と4日以上の2群間で比較した.結果として,手術待機症例は術後7病日のHb値が有意に低く,周術期には心疾患の発生があった.大腿骨近位部骨折では可及的早期に手術を行い,待機例では輸血を要する可能性があると推察された.
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