日本中央競馬会競走馬保健研究所
日本中央競馬会東京競馬場競走馬診療所
1965 年 1965 巻 3 号 p. 85-93
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治癒困難な慢性肩跛行を呈する競走馬6頭の症例において,上腕頭筋の鎮骨腱条部に拇指指圧痕大の「岩おち」様欠損陥凹部を認めた。欠損陥凹部より,クルミ大ないし小児拳大の筋肉塊を剔出し,剔出された筋肉塊は,組織学的検索の結果,鎮骨腱条を中心とし,鎖骨腱条に隣在する筋腱移行部において,筋変性の所見が認められた。いづれの症例も患部病巣組織の剔出手術により,完全治癒している。
Journal of Equine Science
Japanese Journal of Equine Science
日本中央競馬会競走馬総合研究所報告
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