日本中央競馬会競走馬保健研究所報告
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騒音がウマの心拍数および血液性状に及ぼす影響について
桜井 信雄上原 伸美山岡 貞雄天田 明男千田 哲生
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1967 年 1967 巻 4 号 p. 10-14

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抄録
 ウマを騒音に曝露した場合における心拍および血液変動について観測し,ついでこれをepirenamine投与および運動負荷の場合と比較した。 1.騒音曝露(90~100phon)によりウマの心拍数は著しく増加した。 2.noiseの負荷によりR.B.C.,Hb,Ht,W.B.C.は増加しE.S.R.,B.W.C.,Eos.は減少した。 3.epirenamine 8mg皮下投与によりnoise負荷の場合とほとんど同様の変動を示したが,この場合心拍は騒音曝露時より変動が軽度であり血液の変動は反対にやや強かった。 4.運動負荷時の心拍数および血液性状の変動は運動の強さによって異なるが一般に騒音曝露時と同様の傾向を示した。 5.epirenamineあるいは運動負荷によりウマの自律神経機能は明らかに交感神経緊張に傾くと考えるが,騒音曝露時における心拍および血液性状の変動からみてこの場合もウマは交感神経緊張に傾くものと考える。
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