日本森林学会大会発表データベース
第126回日本森林学会大会
セッションID: A22
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林政部門
京都モデルフォレストの取り組みについて -CSRと地域協議会などを軸に拡がるパートナーシップ
*柴田 晋吾
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抄録

様々な問題点の露呈や紛争が起こり、「従来型の森林管理を変えねばならない」という強い意志のもと、1992年にカナダ連邦政府の肝入りで開始された国際モデルフォレストネットワーク(IMFN)は、今日まで世界各地にネットワークを拡げてきた。IMFNは現在世界で主流となってきている「ステークホルダーの協働による広域の景域管理」に早くから取り組んできており、この分野での草分けの一つといえるであろう。2014年11月4日には、日本で唯一のモデルフォレストのメンバーである京都モデルフォレストにおいて、ベッソー事務局長を迎えてシンポジウムが開催され、現在までのIMFNの成果や開始後7年目に入っている京都モデルフォレストの活動についての議論がなされた。京都モデルフォレストは、民間企業のCSRの取り組みや地域の森林整備協議会などのユニークな活動を軸に、パートナーシップを拡げてきている。本報告では、この分野でのIMFNの取り組みの成果と京都モデルフォレストの活動内容と課題について紹介する。

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