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第127回日本森林学会大会
セッションID: P2-142

記事言語:

http://doi.org/10.11519/jfsc.127.0_570

学術講演集原稿
主催: 日本森林学会
  • 抄録

地域に応じた人工林皆伐跡地における初期保育の低コスト及び省力化には、苗木生育の阻害要因の一つである雑草木の繁茂や苗木との競合関係を効率的に把握することが重要となる。そこで、本研究では、伐跡地全体での雑草木の被覆や高さ、苗木の被陰度合いの計測を、ドローン(UAV)による空撮から試みた。用いたUAV機材はDJI社製マルチコプターPhantom 2、登載カメラはGoPro HERO4である。下刈り前の7月と下刈り後の11月にそれぞれ空撮を行い、画像処理ソフトで撮影画像のひずみを除去後、SfM(Structure from Motion)ソフトウェアのPhotoScan Proを用いて各時期のオルソ画像とデジタル表層モデル(DSM)を作成した。下刈り後のオルソ画像とDSMから基準点(GCP)を取得して下刈り前の画像のSfM計算を行い、二時期のDSMの差から植生高の変化の把握を試みた。しかし、GCPの位置精度不足で二時期のDSMの間に僅かな傾きが生じ、下刈り前後の植生高変化を正確に求められなかった。そこで、各時期のDSMを別々に用い、植栽木と周囲の草本や木本との標高差が伐採前後でどう変化したか調べた。その結果、下刈り後に植栽木の周囲の草本等との競合関係が緩和された様子を定量化できた。

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