主催: 一般社団法人日本森林学会
会議名: 第128回日本森林学会大会
回次: 128
開催地: 鹿児島県鹿児島市(主に鹿児島大学郡元キャンパス)
開催日: 2017/03/26 - 2017/03/29
近年、緑の雇用制度の定着とともにハローワークなどを通じた新規採用が進み、林業は一般求職者からの新規労働力確保が進みつつある。このような背景から、林業を一般労働市場の視点から捉えることの必要性が生じており、一般労働市場における分析では労働経済学に研究蓄積がある。労働経済学では、賃金だけでなく離職に関しての研究にも蓄積が見られ(例えば、(小葉 2007)や(勇上 2005))、林業労働においても離職への関心は高く、研究に蓄積が見られる(例えば、(藤原・垂水 2006)や(興梠 2015))。このため、本研究では離職要因についての分析を実施する。本研究では定量的分析を試みることとし、分析方法としては、在職期間への各要因の影響度を探る生存時間分析を選択する。使用するデータとしては、在職期間について算出可能な緑の雇用研修生データを用いる。林業が盛んな栃木県を対象とする。