日本森林学会大会発表データベース
第130回日本森林学会大会
セッションID: B5
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学術講演集原稿
滋賀県比良地域の里山における市民活動と自然資源のネットワーク化
*Katsue Fukamachi
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抄録

里山には多様な自然資源が分布し、それぞれがつながりをもちながら文化的、生態的なネットワークを形成してきた。こうしたネットワークの機能を物理的、精神的に高める役割を果たしてきたのが、歩道、街道、水路などであり、古くからの文物や人々の交流の舞台、祭りや信仰など精神性と結びついた場となってきた。また、自然災害の多い日本では、災害時における周辺地域とのネットワークの重要性が指摘されている。例えば、東日本大震災時に山道が人や物資、情報等の緊急輸送路として活用された報告がなされている。多様な形態で存在する自然資源をソフト、ハードの両面からネットワーク化し、持続的な管理、活用につなげることは、今後の地域計画において重要となる。本報告では、滋賀県比良地域の自然資源の活用や自主防災に関する市民活動の実態を明らかにした。その上で、自然資源のネットワーク化に向けて里山の大小様々な道がもつ可能性、今後の課題について考察した。

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