日本森林学会大会発表データベース
第130回日本森林学会大会
セッションID: A10
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学術講演集原稿
宇都宮大学演習林材はどのように買われていくのか
*林 宇一加藤 舞山本 実穂
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抄録

宇都宮大学農学部附属演習林で生産された素材は、多くが栃木県森林組合連合会矢板共販所へ出荷される。その素材の購入業者に対して,各購入業者の特徴と購買行動について聞き取り調査を行なった。対象は,2010年から2016年の間に計6回以上購入した業者26社のうち、買い方が異なり(購入量の多寡、立米単価の高低の違い)、かつ所在地を栃木県外とする業者を含め,13社とした。結果、購入業者の購入形式をスギのみ、ヒノキのみ、スギ及びヒノキ、他樹種で区分し、次に小径木(14cm未満)の購入の有無で区分し、さらに長級を絞り込んで購入しているかどうかでさらに区分けしたところ、スギ及びヒノキを購入し、小径木も購入している業者は年間20万立方を超える原木を消費する超大規模製材工場であり、スギのみを購入し、小径木も購入する業者は2万立方を超える原木消費量となる大規模製材工場に該当した。また、ヒノキのみを購入し、小径木も購入する業者は1万立方以上の製材工場であった。規模の比較的大きな製材工場では、いずれも小径木を購入しており、一方規模の小さな製材工場では小径木の購入は見られなかった。

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