地学雑誌
Online ISSN : 1884-0884
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表紙
雲仙火山で実施した火道掘削
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2013 年 122 巻 2 号 p. Cover02_1-Cover02_2

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抄録

 1990~1995年に噴火した雲仙普賢岳で,その噴火のメカニズムを解明するための火道掘削を2002~2004年に実施した.この掘削は国際陸上科学掘削計画(ICDP)からの資金援助を得て行われた.
(左上)雲仙普賢岳の平成噴火(1990~1995年噴火)火道を掘削した,雲仙科学掘削プロジェクト(USDP)リグサイト(USDP-4)での作業風景.背景の裸岩部分は平成噴火で形成された溶岩ドーム(標高約1400m).普賢岳山頂の北約1km,標高840mにあるこのサイトから山頂直下に向かって斜めに掘り進んだ.2004年6月撮影.
(左下)普賢岳の北斜面につくられたUSDP-4リグサイト.櫓の高さは約55m.山頂の溶岩ドームから2003年11月撮影.
(右上)複合岩脈である火道域において採取されたコア試料.マグマ上昇中にできた火山角礫岩中の火砕岩脈(タフサイト).掘削深度1748m(標高約-100m).横幅約13cm.
(右中)掘り当てた平成噴火の火道溶岩(デイサイト).掘削深度1977m(標高約-150m).すでに熱水変質が進んでいる.横幅約4cm.
(右下)火道溶岩の顕微鏡写真.融食構造をもつ石英斑晶.横幅約2.5mm.
(写真・解説 中田節也)

© 2013 公益社団法人 東京地学協会
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