地学雑誌
Online ISSN : 1884-0884
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論説
フィリピン・ルソン島南部,ブルサン火山2006-2007年噴火による降下火山灰
パーラ デロス レイスマリア アントニア ボルナスマリア カーメンシア アルパエドアルド ラグエルタマベリン カフロガンレイモンド パトリック マキシモマリア ハナ ミラブエノジェフリー ペレズベラ ツビアノサレナート ソリデュム ジュニア
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2014 年 123 巻 5 号 p. 761-775

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抄録

 ルソン島南部のブルサン火山では,2006年に19回,2007年に7回の水蒸気噴火が発生した。それらの噴火によるテフラは,山頂火口の上空で西または南西方向に吹く卓越風に運ばれ,ソルソゴン半島の西部地域を覆った。いくつかのイベントでは,爆発地震が記録された。降下テフラの分布調査と試料採取ができた場合に,それらの噴出量の推計と構成物質の検討を行った。それぞれの降下テフラの体積は,得られた分布図から,およそ105 m3 の規模と推定された。火山灰の岩石記載的観察や蛍光X線分析では本質物質は検出されず,すべて水蒸気噴火によるものと結論づけられた。

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© 2014 公益社団法人 東京地学協会
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