地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
対数体積比log f で表した圧密特性の再検討
-浚渫粘土を例にして-
岡田 広久大島 昭彦
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2015 年 10 巻 2 号 p. 187-199

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抄録

粘土の圧縮性,透水性,圧密速度などの圧密特性は,一般に体積比f(又は間隙比e)を算術目盛りに採ったf~logpf~logkf~logcv関係として表すことが多い。しかし,圧縮性を表す圧縮曲線については体積比fを対数目盛りにとったlogf~logp関係の方が本質的であるという指摘も多くなされている。本論文では,まず圧密特性の表し方を再検討し,算術fによる表し方では整合しない関係が生じることを示し,対数fによる方がmvkcvとの関係を含めて整合のとれた関係となることを示す。次に,浚渫粘土のような超軟弱粘土を例にして,実験的に求めた圧密特性の結果を2種類の表し方で整理・検討し,やはり対数fによる方が圧密特性を正しく表すことができることを示す。最後に,圧密理論式をそれぞれの表し方で展開し,対数fの方が安定した計算結果が得られることを示す。

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© 2015 公益社団法人 地盤工学会
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