パシフィックコンサルタンツ株式会社 環境創造事業本部 地盤技術部
パシフィックコンサルタンツ株式会社 北海道支社 環境創造室(地盤担当)
北海道大学大学院 工学研究院
2015 年 10 巻 4 号 p. 635-640
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近年,掘削ずりに含まれる自然由来の重金属等に対する対策として,吸着層工法の適用事例が増えている。当該工法は,周辺環境へのリスクの程度に応じた合理的な設計が可能な工法である。吸着層は,現地の地形条件等によって斜面に沿って敷設したり,2層に分けて敷設することができる。本研究では,カラム試験で吸着層の配置をかえた実験を行い,吸着性能をもっとも効果的に発揮するための配置について検討した。その結果,施工性も考慮したうえで,盛土の最下面に配置することがもっとも効果的であることが明らかになった。
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