昭和機械商事(株)・補強土グループ
摂南大学・理工学部・都市環境工学科
京都大学大学院・工学研究科・社会基盤工学専攻
2017 年 12 巻 3 号 p. 303-321
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地方の山間地では地震による斜面崩壊や,集中豪雨のため河川沿いの道路が崩れ通行止めになる場合が多くあり,地域の生活道路の早期復旧が社会基盤整備において重要になっている。そこで頻発する地盤災害を早期に復旧するため,円筒金網を多段積みにする河川護岸工法および,チェーンを補強材とし円筒金網を壁面とする補強土壁工法の研究開発を行った。これらの工法は開発段階での解析,実物大の施工実験を経て実用化しており,特に災害復旧現場における実用性の高さが確認された。