地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
高吸水性ポリマーを用いた高圧噴射撹拌工法の開発
-地盤切削力の向上による排泥減量化-
利根 誠下坂 賢二大野 康年伊藤 孝芳赤木 寛一
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2023 年 18 巻 3 号 p. 267-283

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抄録

高圧噴射撹拌工法で発生する排泥物は,セメント系柱状改良体を地中で造成する際に副次的に地上排出される泥土状の混合物である。その内容物を大別すると,(1)切削水と土粒子が混合して地上排出したもの,(2)硬化材のうち改良結合材として寄与せずに浮遊土粒子との混合状態で地上排出されたものである。すなわち,排泥物の大部分は工法由来の水と硬化材であるため,これらの投入量を減じることが排泥物減量に寄与する。そこで,筆者らは,(1)に対して,高吸水性ポリマー水溶液を用いた地盤切削効率向上による排泥減量手法を,(2)に対して,所要性能確保(強度発現,流動性)と使用量低減を両立した硬化材による排泥減量手法を,この二点に着目した試験や実証を行っている。本稿では,このうち(1)の高吸水性ポリマー水溶液を用いた切削材に起因する排泥減量の効果について,室内および現場実証の結果を報告する。

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© 2023, 公益社団法人 地盤工学会
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