地盤工学ジャーナル
Online ISSN : 1880-6341
ISSN-L : 1880-6341
論文
土質物性を考慮した最適な載荷制御による消費エネルギーの最小化に関する研究
中島 聡建山 和由
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2011 年 6 巻 4 号 p. 475-488

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抄録

土質材料を圧縮や破壊させるために必要なエネルギーは,対象とする土質物性と,載荷応力や変位の時刻履歴である載荷過程に依存する。したがって切盛土工事においては,対象土の物性情報を反映して建設機械による作業時の力の加え方である載荷過程を工夫することで,より少ない消費エネルギーで作業が可能と考えられる。そこで,本論文では最小の消費エネルギーで所定の圧縮や破壊が可能な載荷過程について基礎的な研究を行った。まず,最小の消費エネルギーで圧縮可能な載荷過程を,飽和した粘性土を対象としてTerzaghiの一次元圧密理論をもとに求め,室内試験により有用性を確認した。次に,セメント固化土に対して載荷速度の異なる一軸圧縮状態での破壊試験を実施して,載荷速度の影響を表わす数値モデルを構築した。その数値モデルに対して様々な載荷過程のシミュレーションを行い,最小の消費エネルギーで破壊可能な載荷過程を求めた。

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© 2011 公益社団法人 地盤工学会
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