家政学雑誌
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新しい分析法 (薄層クロマトグラフィー-二波長クロマトスキャナー併用法) による家庭および事業所の加熱劣化油の評価
山口 光子土井 初恵浦上 智子
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1978 年 29 巻 4 号 p. 211-216

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抄録
1) 大阪府下の一般家庭の使用済油57点および事業所の油11点についてアンケート調査を行い, これらのものについて劣化程度を調べた.一般家庭のものでは2~3回使用したものが全体の63%で酸価, カルボニル価, ヨウ素価, 粘度, およびP/APの値から劣化程度は事業所のものに比べ小さいと判断できた.
2) 熱酸化と自動酸化が複合している試料油の劣化程度の測定には酸価およびカルボニル価より新法によるP/AP値, 次いで粘度測定がより有効な方法であると考える.
3) P/AP値と他の測定値との相関関係を検討した結果, カルボニル価は全く相関を示さなかった.酸価1.0以上のものでは相関関係は得られなかったが1.0以下のものおよび粘度80cp以下のものでやや相関が見られた.
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