家政学雑誌
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男子の年齢的変化
因子分析による成長期の体型の研究 (第1報)
河村 房代大村 知子塚本 桃代長田 直子
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1983 年 34 巻 12 号 p. 803-812

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抄録
7~18歳男子の身体計測値 (13歳以上は71項目, 12歳以下は69項目) を年齢群別に因子分析し, その成長過程における因子の年齢的変化を観察した.また選択する項目によっての影響もあわせて検討し, 以下のような結果を得た.
1) 成長の著しい7~13歳 (9歳は除く) までと, ほぼ成人の体型に近づく17, 18歳では, 第1因子は size factorである.しかし身長の伸びがやや緩慢になり始めるものの, 胸囲や体重はまだ著しく増加し続ける14, 15, 16歳と9歳ではshape factorが第1因子となる.
2) 第2因子はこれらのfactorsが逆転する.すなわち7, 8, 10~13, 17, 18歳ではshape factor, 9, 14, 15, 16歳ではsize factorである.また逆転のおこる1年前の13歳では幅径・周径の一部, 体重などが両因子に同じ重みで負荷する.
3) 肩部, 頸部に関する多くの項目を選択した結果, 第3因子は肩部, 第4因子は頸付根の形状を表す因子である.
4) 成長期においては一時的に第1因子と第2因子を形成する項目が入れ代わるので, 項目選択の際これらの項目数のバランスをとる必要がある.
5) 男子の体型を形成する要因は, 15歳ごろから多様化する.
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© 社団法人日本家政学会
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