共立女子大学家政学部
1985 年 36 巻 10 号 p. 803-807
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1) カラーアナライザー測定結果では, 野菜そらまめの褐変した重曹液加熱の豆の種皮にも670nmのピークがみられ, 葉緑体の残存を予測させた.しかし, 乾燥豆を重曹液で加熱したものにはピークがみられなかった.2) 豆の着色速度は空気開放で重曹濃度の高いものが早く褐変する傾向を示し, 褐変には空気酸化およびアルカリ処理が関与していると考えられた.3) 組織学的実験では豆の種皮をアクロレインガス, ホルマリンガスで固定した場合, 未固定のものと同様に重曹液滴下によって褐変がみられた.
日本家政学会誌
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