家政学雑誌
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ナイロン布地の溶融及び融着加工
茂木 朋子
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1957 年 8 巻 2 号 p. 43-46

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抄録
i 型板またはパンチを用い、溶融によつてナイロン布地に任意の形の穿孔を施すことができ、これにより、ボタンホールの孔かがりまたは穿孔部分の縁かがりなどの手数を省略することができる。また、溶融穿孔によるいわゆるレース地などの工業的大量生産も可能であると考えられる。
ii 融着によるナイロン布地の援ぎ合わせが可能となり、その実用化によつて縫い糸による縫い合わせに換えることができる。
iii 布地の裁ち目に溶融処理を施すことにより、ほつれが防止されるので、その実用化によつて縫い代の始末またはよりぐけ、三つ折縫いなどの裁ち目の始末に要する手数を省略することができる。
iv 融着により接ぎ合わせた布地に張力を加えると、布地は溶融部の織り糸に生ずる節または気泡の部分から切断される。
v ナイロン布地の強度及び収縮が急激に変化しはじめる温度はいずれも150℃附近であり、融着による強度の低下と加熱による収縮とは同じ原因によると考えられる。
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