人間と生活環境
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袖なし通風ジャケットの開発とその耐暑性能の表現
中村 泰人平川 真由美香川 治美
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2003 年 10 巻 2 号 p. 69-74

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抄録

夏季の室温28℃への引き上げを実現するため、「袖なし通風ジャケット」(エコジャケツト)が開発された。これは、耐暑性に配慮して脇口が縦に大きく開いて風通しをよくし、品格を保つために襟がついたジャケットである。検討の結果、ファッションとしても十分、評価に耐えるものであることがわかった。つぎに、耐暑性の表現を与えるため、人工気候室を用いて熱負荷実験を行った。結果を基に発汗量、皮膚温などについて増加率を定義し、耐暑性能を評価した。その結果、「袖なし通風ジャケット」は通常のジャケットより1.5倍、耐暑性が優れていることがわかった。

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© 2003 人間-生活環境系学会
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