人間と生活環境
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ウォームアップが映像酔い症状と脳活動に及ぼす影響
飛田 国人, 井尻 麻依子
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キーワード: 映像酔い, NIRS, SSQ, 吐き気, 準備運動
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2018 年 25 巻 1 号 p. 25-34

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抄録

映像酔いが生じている間には、MT+野の活動における左脳と右脳の相関が低下することが知られている。また、映像酔いを生じている群は生じていない群よりも心拍数が低いことも知られている。本研究の目的は、酔いを生じる映像を注視する前にウォームアップによって心拍数を上昇させることが、映像酔い症状と脳活動に及ぼす影響を明らかにすることである。実験では酔いを生じる映像を注視する前にウォームアップする条件(Warm-up)としない条件(Baseline)を設定し、参加者の映像酔い症状をSimulator Sickness Questionnaire(SSQ)、脳活動を近赤外脳機能イメージング装置NIRSで測定した。参加者14名のデータを解析した結果、Warm-up条件では、Baseline条件よりもSSQのTotal Score、Nausea Score、Oculomotor Scoreが有意に低く、映像酔い症状が低減された。一方で、Disorientation Scoreに有意差は認められなかった。左右の脳におけるoxy-Hb変化量の相関において、Warm-up条件ではBaseline条件よりも有意に相関が強い領域が認められた。映像注視時のoxy-Hb変化量の積分値では、ウォームアップの有無による差異は認められなかった。

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© 2018 人間-生活環境系学会
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