人間と生活環境
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会話雑音付加時の精神作業成績に与えるサウンドマスキングの影響
小崎 智照酒見 優香
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2020 年 27 巻 1 号 p. 9-15

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抄録

本研究では音声雑音付加時の精神作業成績に対するサウンドマスキング音の効果を調べた。被験者は10名の若年女性であった。被験者は雑音付加前と雑音付加時にタイピング課題と暗算課題を行った。雑音条件は暗騒音(BN条件)、会話雑音(CN条件)、会話雑音にピンクノイズを加えたもの(PN条件)、会話雑音にサウンドマスキング音を加えたもの(SM条件)であった。CN条件での雑音付加時に2 つの精神作業の正解数が低下したが、他の条件ではそのような低下は認められなかった。また、主観申告よりCN条件よりSM条件で高い快適感が得られた。以上より、サウンドマスキング音は会話雑音による精神作業成績や快適感の低下を妨げる効果があることが示唆された。

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© 2020 人間-生活環境系学会
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