国立公衆衛生院
1998 年 5 巻 2 号 p. 90-100
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音は環境情報源の重要な一つである。音の感覚器である耳は外耳,中耳,内耳から成る。耳からの神経信号は脳の聴覚中枢に達し,音の感覚と知覚を発生する。本編ではこの聴覚系の構造と機能を説明した。また,聴力と聴力損失について述べた。さらに網様体,視床下部-自律機能系,辺縁系を介する音の非特殊反応について解説した。音環境と人間の関係についてなお良く知るには,音の知覚と認識についての心理学的な考察が必要である。
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