主催: 人間-生活環境系学会
後援: 日本学術会議
会議名: 第41回人間-生活環境系シンポジウム
回次: 41
開催地: 長野県上田市常田3丁目15 1 信州大学繊維学部
開催日: 2017/12/09 - 2017/12/10
p. 127-128
現在、多種多様な芳香剤が販売されている。消費者は快適さや効果の維持を考慮し購入しているが、芳香剤 のかおりの室内空間への拡がり方は明らかになっていない。嗅覚測定法では、連続測定や分布の測定ができないが、 ガスセンサーでは連続測定ができることから、におい分布測定で使用されている。ガスセンサーは人間の感覚値とは 異なるため、センサー値と人間の感覚値との対応を明らかにする必要がある。そこで本研究では、人間の感覚に対応 したセンサーを選定し、センサーによる芳香剤のかおりの室内拡散挙動が測定できるのかを検討した。人間の感覚に 近いセンサーは、主にアンモニア測定用センサーであった。実験により濃度とセンサー値の関係を求め、全センサー を1つのセンサーに置き換えた。センサーを用いて、芳香剤のかおりの室内拡散挙動を測定する方法を確立した。