抄録
熱環境要素測定に関し対流、放射、伝導および熱物質移動など種々の測定法がある。委員会では問題解決に
は可能な限り、簡便で精度の良い方法を検討している。薄型熱流計を作成1,4)し、感度調整を正確に行い、環境調
整室内の加熱器表面の熱流測定結果を得た。比較的高出力センサは微気流でも大きな振幅を示した。放射熱収支を
測定すると、総合熱流との差が対流成分となる。近年、吸汗発熱(湿潤熱)3,5)衣料品の分析は、クロ―値に加え、
吸放湿性に伴う熱に関わる比エンタルピと材料の水分移動が重要になってきた。ポリエチレン4)袋中の羽毛に手掌
をいれ湿潤熱の差を観た。熱水分移動に関わる熱画像で発熱の差を示した。さらに、立体角投射率4)の測定は可視
画像と赤外線放射カメラ利用で通常同一平面では見えないものを単に金属の高反射蒸着面を通じて可視化する方
法を示した。平面の場合と球面反射を利用し、可視光と他の紫外線や赤外線の利用が可能であることを示した。