春季及び夏季における校内学生の温冷感に関する実態調査

抄録

近年、教室内の温熱環境の調査研究が増加している。本研究室では、学内温熱環境を観測するセンサネッ トワークを構築した。本稿では観測対象の計  クラスに対して春季と夏季の  回アンケートを実施し、学生の温 冷感に関する主観評価と観測データを各クラスごとに比較した。その結果、学生の学習環境の快適度は教室内の 温冷感だけでは決められず、夏季は空調を導入しても、それだけでは教室内の温湿度の快適度は改善されないこ とが確認できた。今後は秋季冬季を通して調査を継続し、学習環境の改善を検討していく。