京都府立医科大学 https://ror.org/028vxwa22
2023 年 19 巻 1 号 p. 12-16
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症例は82歳女性。半年ほど前から「記憶はないが夜間睡眠中に摂食しているようだ」とい う主訴で受診した。睡眠時の記憶を伴わない異常摂食という経過から睡眠関連食行動障害と診断した。定期内服のうち被疑薬のゾルピデム10 mg/日を減量中止したところ,訴えは消失した。こうした食行動異常を繰り返す患者は薬剤性睡眠関連食行動障害であることがあり,超高齢者であっても起こり得るので注意を要する。ゾルピデム誘発性睡眠関連摂食障害のレビューとともに報告する。
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