日本医療マネジメント学会雑誌
Online ISSN : 1884-6807
Print ISSN : 1881-2503
ISSN-L : 1881-2503
事例報告
埼玉県川口地区における脳卒中地域連携クリティカルパスの運用状況について
須田 喜久夫石丸 純夫
著者情報
ジャーナル フリー

2010 年 11 巻 3 号 p. 179-183

詳細
抄録

 地域の医療連携を円滑にすすめていくには草の根的なネットワークの存在が重要であり、多職種間の交流の機会が多いほど、脳卒中治療においては診療システムが構築されやすい。首都に隣接した地方中核都市型の医療圏をもつ済生会川口総合病院では、2008年2月に作成され、埼玉県のほぼ全域で使用が認可された脳卒中地域連携クリティカルパス(医療者用)をもとに、2008年4月より運用を開始した。川口地区に存在する計画管理病院は当院を含め4病院となるが、各病院間で運用状況が異なっているため、2009年3月まで(2008年度)の当院での運用状況を中心に適用に関する様々な問題点を検討した。その結果、維持期を担う診療所や療養型病院などに対するクリティカルパスの普及がシステム上困難であること、年3回開催される情報交換会の規模が徐々に増し、意見を集約しづらいなどの課題が浮き彫りにされた。

著者関連情報
© 2010 特定非営利活動法人 日本医療マネジメント学会
前の記事 次の記事
feedback
Top