地盤工学研究発表会 発表講演集
第38回地盤工学研究発表会
セッションID: 771
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スクリュー状短杭付きフーチングの支持力実験
*玉手 聡有木 高明片田 敏行末政 直晃浦本 康二
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キーワード: 基礎, 支持力, 関東ローム
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抄録

作業時の移動式クレーンはアウトリガにより安定化が図られる。このアウトリガは地盤に接地する直接基礎である。しかし発生した転倒事故の多くにはアウトリガの沈下が見られる。本研究では地盤工学的な転倒抑止方法として2つの基礎形式の支持力特性を実験的に調査した。一つは、スクリュー状短杭をアウトリガフーチングに付加した合成基礎である。もう一つは、上述の合成基礎を急激に冷却して、地盤を局所的に凍結させた凍結基礎である。模型地盤は静的に締固めたロームにより作製した。実験の結果、支持力は直接基礎、合成基礎、凍結基礎の順に大きくなった。また、直接基礎は有しない引抜き抵抗を、合成基礎と凍結基礎は有することがわかった。

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© 2003 地盤工学会
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